生花とドライで2回楽しむ! そのままドライフラワーになる切り花

脱初心者

お花屋さんで買った花をドライフラワーにしたらシワシワになってしまった…

そんな経験ありませんか?

ドライフラワーは以外と難しく、種類によっては、乾燥させたことで形が変わったり色が汚くなってしまう花も多く存在します。

今回は、初めてドライフラワーに挑戦する初心者の人に向けて、特別な処理をしなくても、吊るすだけで、色も形も綺麗にドライフラワーになってくれる花6つを紹介します。

1. ドライフラワーにしやすい花の見分け方

1. 色が濃くてはっきりしている花

まずは目で見て、花の色が濃くはっきりしているかどうかを見てみましょう。切り花の状態で花の色が濃いということは、乾燥させても茶色くなりにくく、そのままの色が残りやすい証拠。反対に白い花は要注意です。

2. 水分が少ない花

花には、ストックやユリのような花弁が少ししっとりとしている水分量が多い花と、そうでない花触るとカサカサしている花があります。花は水分を失うとその形を維持することができなくなってしまいますが、元から水分量の少ない花を選べば、乾燥させてもその形を保った綺麗なドライフラワーになりやすいですよ!

3.花の軸がしっかりしていること

花弁が薄く、とても繊細で可愛いお花たちがありますが、そういったお花残念ながらドライにしてしまうと形が大きく変わりやすいお花です。特に春に咲くお花は繊細な物が多く、例えばラナンキュラスやマーガレット、アネモネ、パンジーなどはドライに不向きな例です。

2. ドライフラワーにしやすいお花代表例

1. 千日紅

花色も白、赤、ピンク、紫色など豊富で、日本の蒸し暑い夏の気温にも耐えることができるとても丈夫なお花。「エバーラスティングフラワー」という、切り花とドライにしたときを比較した時に花の色や形がほとんど変わらず、まるで元々ドライのような花です。

2. スターチス

一年中花屋に出回っており、色は紫やピンクをメインのものが多いですが黄色やオレンジも流通しています。色が付いている部分は実は花ではなく萼(がく)で、花は白色をしています。萼自体には水分が少なく、ドライフラワーにしやすく、花色の変化もほとんどないと言っても過言ではありません。スターチスもエバーラスティングフラワーの一つです。

3. ミモザ

黄色いふわふわとした花が印象的なお花。2月から3月にかけて花屋さんに並び、リースなどにしても楽しむ事ができます。生花で作ったミモザのリースをそのままドライにしても、また味わい深くなり素敵です!

4. ケイトウ

漢字で書くと「鶏頭」。文字通り鶏のトサカに花の形が似ていることから名付けられました。花屋でよく見かけるもので、ドライフラワーとしておすすめなのは「クルメケイトウ」と言う種類のケイトウで、温かみのある少しベロアのような質感が特徴。色づいた部分は花弁ではなく、実は茎が変化したのもなので、花びらのようにしわしわに萎びて枯れると言うことがありません。

5. バラ

ご紹介する中では比較的シワシワになりやすいですが、それでもアンティークのような一味違った質感と色を楽しむことができます。ドライフラワー用の粉末のシリカゲルを使った方法が一番綺麗ですが、吊るしてほしてもドライフラワーにすることは可能です。どの花屋でもオールシーズンお店に置いてあり、種類も豊富。おすすめは濃い赤やオレンジ色。乾燥させると茶色くなりがちな白っぽい色には注意!

6. バンクシア

ワイルドフラワーの代表格としても名高いバンクシアはオーストラリアが原産地。乾燥帯の気候が原産地の為、乾燥には強く、ドライフラワーにした時の仕上がりも形崩れがなく綺麗です。花屋で購入する際、他の花と比べると値段が少々お高めですが、鑑賞期間が長く、また特徴的な形をしているため、スワッグなどドライブーケに仕立てても存在感は主役級です。

おわりに

今回は切花の中から、乾燥させてドライフラワーにしても楽しめるお花をご紹介しました。ドライフラワーにすることで、より長い期間、鑑賞を楽しむことができるので、ドライフラワーにすることを念頭においた花選びも面白いと思います。

今回ご紹介したお花を参考に、ぜひ初心者の方も花屋でのお花選びにチャレンジしてみてくださいね。

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