大輪で清潔なイメージを与えるユリは男性にも人気なお花です。
1本にお花がいくつも咲くので見た目にボリューム感もあり、また長持ちする花の種類でもあります。
そんなユリは、日本での生産量も多く1年を通してお花屋さんで売られており入手しやすいため、身近な花と言えるでしょう。
今回はそんなユリの種類とお手入れ方法のポイントについて紹介します。
ユリの種類
ユリの原種はなんと100種以上と言われています。
その中でも日本で自生している種類は「テッポウユリ」「ヤマユリ」「ササユリ」「オトメユリ」などが有名です。
ここではお花屋さんでよく見られるユリの品種について見ていきましょう。
テッポウユリ

九州南部から沖縄が原産で、冠婚葬祭でもよく用いられるユリの種類です。
ラッパに似た形状で反り返るように花が咲くのが特徴です。ユリの中でも沖縄の暑さの中でも育つ丈夫さを持ち、また他のユリに比べると淡い香りなので、はじめてユリを買う方にもおすすめです。
カサブランカ

カサブランカは花が大きく、つぼみの段階から下向きに咲くことや強い芳香があることが特徴です。
ユリの内部に見られる斑点がなく、カサブランカという品種名に「ユリ」というワードを含みませんが、オリエンタルユリという品種の仲間になります。
エンチャントメント

ユリは基本的には下向きに咲くものが多いですが、エンチャントメントは上向きに咲くスカシユリ系の品種です。
白系〜ピンク系の多いユリの中では珍しい、斑点のある鮮やかなオレンジ色の花が印象的です。
ユリのお手入れ方法と注意点
ユリの出荷が多い6月〜9月は暑い時期ですが、比較的日持ちもよく、水揚げもしやすいので初心者でも手入れがしやすい花です。
ただし切り花で購入した場合、小さすぎるつぼみを咲かせることは難しいためカットすると良いでしょう。ユリのお手入れで最大のポイントは花粉です。ユリの花粉は洋服等の布地に付着するとなかなか取れません。
お花屋さんによっては開花しているユリの花粉を取り除いてあることもありますが、購入後つぼみが開花したものは必要に応じて自分で処理しなければなりません。
ユリが開花したら直ぐにピンセットなどで花粉部分をつまみ、取り除きます。
取り除く時に、花びらを傷つけてしまうとその部分が茶色く変色してしまうため注意しましょう。
まとめ
今回はユリについて解説しました。
1本で華やかな印象を与え、ガーベラなどと比べると可愛すぎないところが、男性にも受け入れやすい花だと思います。
他のお花と比べると1本の価格は高くなりますが、順番につぼみから花へと移り変わる姿を1〜2週間にかけて長く見られるため、お得な花であるとも言えるでしょう。