「最近、自然に触れていないな。」
「何かを育てたいけど、庭がないから狭くて無理だな。」
そんな方におすすめなのが、ベランダガーデニングです。
ベランダガーデニングの魅力と、ベランダガーデニングを始めるときの注意点などをご紹介します。
ベランダガーデニングの魅力は?
ベランダガーデニングは、鉢植え一つからでもはじめることができます。
植物をひとつ置くだけで、味気ないベランダが一気に温かいものに変わります。
植物の成長を見守っていくことは、日常にちょっとした喜びを与えてくれ、また、切り花よりも長期間花を楽しめたり、実がなるものであれば食べる楽しみもあります。
植物の水やりの際に外の空気を吸うことで、シャキッと一日をスタートできるというメリットもあります。
ベランダガーデニングを始める前に確認したいことは?
ベランダの設備を確認
排水溝があるか
マンションの場合、自分のベランダに排水溝がない場合があります。
排水溝がある場合はそのまま水やりをできますが、排水溝がない場合は、植木鉢の下に受け皿を置き、水やりをした後に、受け皿に溜まったを家の中で捨てましょう。
受け皿の水は土やゴミが混ざっているため、台所のシンクの排水口に生ごみ用のネットをかけておくと、排水溝が詰まりませんよ。
避難経路
避難経路をふさいでしまわないために、避難はしごの上や蹴破り戸の周辺に物を置かないようにしましょう。
室外機
室外機から出る熱風が植物に当たると枯れてしまいます。
植物を室外機の前に置くことは避けましょう。
ベランダの向きの確認
南向き
日が入りやすく、植物を育てやすい環境です。
しかし、夏場は影を作ったり、熱くなりやすい地面には直置きしないなど対策をしましょう。
東向き
午前中に日の光が入りつつ、日中は日陰になる適度な環境は、ガーデニングに最適です。
西向き
西日が強く湿気もこもりやすいため、サンシェードなどで日除けをしたり、特に夏場や朝夕2回水をあげると良いでしょう。
北向き
日が当たりにくいため、日陰でも育ちやすい、コケ類やハーブ類など半日陰にも向いている植物や花がおすすめです。
最低限そろえたい道具
ベランダ園芸を行う場合は、以下の道具を揃えましょう。
どの道具も、園芸店やホームセンターで売られているもので大丈夫です。
・鉢やプランター・鉢底石・園芸用土・スコップ
費用を抑えたい方は、鉢やプランター、スコップは百円ショップを利用しても良いでしょう。
また、手が汚れたくない方は軍手やグローブも揃えましょう。
ベランダガーデニングにおすすめの植物
ベランダガーデニングにおすすめの、プランターや植木鉢でも育てやすい植物を紹介します。
花
花は寒さや暑さに強いもの、また花をつける期間が長い植物がおすすめです。
・パンジー、ペチュニア、ネモフィラ
野菜
野菜は畑のイメージがありますが、プランターでも育てやすい野菜もあります。
・トマト、なす、ピーマン
ハーブ
育てやすく、料理やお酒に入れて楽しめるハーブがおすすめです。
・ミント、ローズマリー、シソ、ラベンダー
まとめ
ベランダ園芸は、はじめるのに少しハードルが高いかもしれません。
しかし、意外と道具も揃えやすく育て始めれば育っていく様子や、期間も長く楽しめるのがガーデニングの魅力です。
「庭がないから」と諦めずに、ぜひベランダガーデニングに挑戦してみてください。