盆栽と聞くと、少し固いイメージや高価そうな印象があり、興味があってもなかなか手に出しにくい方もいるかと思います。
そんな方におすすめしたいのが「ミニ盆栽」と呼ばれる、小さいサイズの盆栽です。
この記事では、ミニ盆栽の育て方やおすすめの種類3選についてをご紹介していきます。
ミニ盆栽とは
ミニ盆栽とは、その名の通り小さなサイズの盆栽のことをいいます。
コンパクトな手のひらに収まってしまうサイズ感であるため、場所を選ばずに室内でも育てられることから、密かに注目を浴びています。
和風な印象が強い盆栽ですが、洋風なインテリアのアクセントとしても馴染むため、非常におすすめです。
ミニ盆栽おすすめ3選
ここからは室内で育てることができるミニ盆栽の種類や、育て方について解説していきます。
ベ二シタン
ベニシタンは、中国が原産地のバラ科の植物です。
初夏に小さな花を咲かせ、秋には綺麗な紅色をした実をつけます。
育て方のポイントは、日光がほどよく当たる風通しの良い場所に置くことです。
寒さには強く、冬場は外に置いても枯れないくらい生命力の強いたくましい植物です。
水やりの頻度は、春〜夏は1日1回程度、秋〜冬は3日に1回程度で十分に育つため、気軽に育てられるのも魅力のひとつです。
おすすめのポイントは、暑さにも寒さにも強い点が挙げられます。
秋には小さな紅色の実をつけるので、部屋の雰囲気のアクセントとしても活用できます。
クロマツ
クロマツは、日本や韓国などの海岸に自生する盆栽の代名詞とも言える植物です。
暑さや寒さに強く初心者でも、育てられることから人気を博しています。
育てる際は、日当たりが良く風通しのよい涼しい場所に置くことが好ましいです。
乾燥には弱いため、空調が直接当たってしまう場所は避けるようにしましょう。
ミニ盆栽であれば、葉を摘んだり剪定する手間はありません。
水やりは土が乾いたらたっぷりとあげましょう。
湿っている状態であれば、無理にあげる必要はありません。
おすすめのポイントは、見た目の華やかさが秀でていることです。
盆栽の代名詞と呼ばれるだけあり、凛とした佇まいは部屋の雰囲気を引き締めてくれるでしょう。
モミジ
モミジは、言わずと知れた日本の秋を象徴する植物のひとつです。
葉の切れ込みが深く、秋には真っ赤な赤色の葉になることから、盆栽としても人気があります。
モミジを育てる際は、春〜夏の間にたっぷりと日光を浴びせてあげると、秋が訪れる頃には深い赤色の葉へと紅葉します。
水やりの頻度は、土が乾き始めたらたっぷりとあげることが好ましいです。
モミジは水分を好むため、夏の間に十分な水分が蓄えられないと、紅葉しない原因になってしまいます。
おすすめのポイントとしては、通年して楽しめるところが魅力的でしょう。
春〜夏にかけては、爽やかな緑色の葉が涼しげですし、秋は言うまでもなく綺麗な赤色の葉が部屋の雰囲気を彩ってくれること間違いなしです。
まとめ
この記事では、ミニ盆栽の育て方とおすすめの種類についてご紹介いたしました。
観葉植物や一輪挿しとは、違った魅力や雰囲気を味わうことができます。
育てるのが大変そうな印象がありますが、ミニ盆栽であれば初心者の方でも気軽に育てることができます。
一風変わった植物を育ててみたいと思っている方は、ぜひミニ盆栽を検討してみてはいかがでしょうか。