【2022年最新版】一輪挿しにおすすめな花10選

コラム

お部屋の広さや設置スペースに関係なく、限られたスペースでもおしゃれに飾れる、一輪挿し。

今回は手軽に誰でもカンタンに始められる一輪挿しに最適な、おすすめの花をご紹介いたします。

一輪挿しとは…

一輪挿しとは、お花を一輪ほど生ける方法や、その際に使用する口の小さな小ぶりな花瓶を意味します。

一輪挿しの文化は清少納言の随筆である枕草子にも登場することから、平安時代から受け継がれてきたなじみある日本文化ともいえるでしょう。

花の品種が増えた現在でも、初心者でも気軽に始めやすい人気のある花の生け方の一つです。

今回は、たった一輪の花で香りや彩りを楽しめ、空間が華やかに演出できる一輪挿しの魅力について紹介します。

一輪挿しのメリット

組み合わせを考えずに花が選べる

初心者の方が花を生ける際にまず悩むのが、生ける花同士の組み合わせではないでしょうか?

さらに、自宅にある花瓶と花を合わせようとするとよりハードルが高くなり、継続して花を飾るのが億劫になってしまいます。

その点、一輪挿しは花同士の組み合わせを考えずに花が選べるので、初心者の方にも始めやすい花の生け方です。

自分の好きな花や季節の花など選び方もさまざまなので、お花屋さんへ足を運ぶのが楽しくなりますね。

場所を選ばずに飾れる

一輪挿しは、他の花瓶と比べるとあまり大きくないことが多いため、置く場所を選ばずに飾れます。

置き場は玄関やリビングなどはもちろんのこと、トイレや洗面所といったサニタリスペースなど狭い空間にもよく合います。

特にインテリアを飾るスペースがない狭い空間では、彩りや清潔感を与えるのに一輪挿しはとても効果的です。

また、花瓶の素材をお部屋のインテリアと合わせることでまとまりある空間が演出できます。

価格を抑えられる

切り花一輪の価格はカーネーションやガーベラなど比較的安価なものからランやユリなど高価なものまで幅広くあります。

1回に花を飾る費用を考えたとき、花数が数本に抑えられる一輪挿しは予算のなかで好みの花を選びやすく、費用の面でも継続的に花を飾れるため、手軽に花を楽しめる方法です。

また、ブーケで購入すると花の種類により持ちが異なるため、追加で花を購入したり、花瓶を適する大きさに変更する必要がありますが、こういった手間も一輪挿しでは必要ありません。

一輪挿しに適したお花の選び方

枝分かれしていない茎の太さがある花

バラやカーネーションなど枝分かれするスプレータイプの花は、口の小さな一輪挿しの花瓶におさまりにくいことから避けたほうが良いでしょう。

花の種類にもよりますが、基本的には花の部分をしっかりと支えられる太さのある茎を持つ花を選ぶと花瓶にきれいに飾れます。

また、花瓶の水に浸かる葉は購入時にカットすることで、水の汚れ防止や水揚げしやすくなります。

花瓶に生けたときバランスが保てる高さがある花

花瓶と花の高さに注目するとバランスが保てます。

具体的には、花瓶の大きさに対して1.5倍程度の花の高さがあるとバランスが取れて見栄えがよいです。

茎の傷んだ部分は切っていくため、日持ちする花ほど最初は少し高さに余裕を持たせてカットすることで最後まできれいに飾れます。

数本飾る場合には、花の大きいものは少し低く、小さいものは少し高くするなど茎の高さを調整しましょう。

初心者は淡い色の花から始めるのがおすすめ

せっかく花を生けてもなんだかお部屋の雰囲気とマッチしないと感じることはありませんか?

この原因の1つとして、選んだ花の色が鮮やかすぎることが挙げられます。

鮮やかな花はお部屋のアクセントになり華やかですが、印象が強いため人によっては違和感を持つこともあります。

こういった失敗を避けるために、初心者の方は淡い色や白系の花から初めてみると良いでしょう。

一輪挿しにおすすめな花10選

バラ

  • 品種数は多く、古くから園芸花として栽培
  • 花のサイズは1cm〜15cmと幅広い
  • 茎にはトゲがあり、下処理が必要

花の中でも種類が多いバラは世界中で数万以上あります。バラの誕生の時期により「オールドローズ」と「モダンローズ」に大別され、そこから多くの品種が生まれました。

バラの詳細情報

名前バラ
赤、白、ピンク、黄色、緑、青、紫
価格帯1本500円〜
開花時期5〜6月
育て方とげの下処理をしっかり行うことで水分がお花に行き届くようになります。
日持ち1週間程度
人気の年代20代〜30代女性
ドライフラワー適している
用途誕生日プレゼント、お祝い、結婚記念日、プロポーズ、プレゼント

ガーベラ

  • 細長い花びらに重なり合う花で、キク科ガーベラ属に分類
  • 色が豊富で色調も淡い色から明るい色まで幅広い
  • 葉がなく、花茎がだけが伸びて咲く花

ガーベラは、まっすぐと伸びた花茎に咲く5〜10cmの花が特徴で、安価で花の色の種類が豊富です。花の中心が黒いタイプと白いタイプがあり、お花屋さんでは芯黒・黒目や芯白・白目と呼ばれています。

ガーベラの詳細情報

名前ガーベラ
赤、白、ピンク、黄色、オレンジ、緑、青、紫  
価格帯1本200円
開花時期4〜10月
育て方初心者の方が長持ちさせるには、茎の長さを少し短めにカットし、花まで水が届きやすくすると良いです。
日持ち1週間程度
人気の年代40代女性
ドライフラワー適さない
用途誕生日プレゼント、お祝い、結婚記念日、プロポーズ、プレゼント

チューリップ

  • 春を代表する植物でユリ科チューリップ属に分類
  • 卵形の一重咲きがポピュラー
  • 花びらは温度変化によって開閉する

チューリップの切り花が多く流通する時期は12〜3月と少し早いです。原種の種類は約150種類で、現在よく目にする卵形の一重咲きのチューリップも品種改良によって誕生しました。花の咲き方は、八重咲き、ユリ咲き、フリンジ咲きなどさまざまです。

チューリップの詳細情報

名前チューリップ
赤、白、黄、ピンク、オレンジ
価格帯1本300円〜
開花時期3〜5月
育て方花の水の吸い上げは良いため、花瓶の水を少なめに入れておき、こまめに水を足してあげましょう。
日持ち1週間程度
人気の年代30代女性、40代女性、40代男性
ドライフラワー適さない
用途記念日、発表会、歓送迎会、お礼、ご自宅用

カラー

  • スッと上に伸びるスタイリッシュな雰囲気
  • 原産地は南アフリカでサトイモ科ザンテデスキア属に分類
  • 種類は湿地性の大型になるオランダカイウと畑地性のその他の品種の2種類

カラーの特徴である1枚に巻いたような花びらのようなものは、「仏炎苞」(ぶつえんほう)と呼ばれるもので実は花びらではなくガクです。中央の芯の中央部分についている細かい粒が本来の花にあたる部分です。

カラーの詳細情報

名前カラー
白、赤、黄色、紫、ピンク
価格帯1本300円〜
開花時期5〜7月
育て方水揚げは良く、茎が柔らかいので曲線を描くようなアレンジ方法もできます。
日持ち1週間〜10日程度
人気の年代幅広く人気
ドライフラワーあまり適さない
用途お祝い、記念日、結婚式

ミモザ

  • 正式名称はアカシヤといい、マメ科ネムノキ亜科アカシア属に分類
  • シルバーリーフと呼ばれる銀色がかったグリーンの葉
  • 黄色い羽毛のような小さな花と優しい香り

ミモザは乾燥しても花の色が残るので、ドライフラワーにしてもきれいに飾れます。イタリアでは3月8日の「国際女性デー」には男性から女性に日頃の感謝を伝えるためにミモザの花を贈る習慣があります。このことから、3月8日は「ミモザの日」としても知られています。

ミモザの詳細情報

名前ミモザ
黄色、オレンジ
価格帯1本300円〜
開花時期3〜4月
育て方乾燥に弱い花なため、水揚げしやすいように茎の先の部分を十字に切り込みを入れると、水の染み込みが良くなります。
日持ち3〜5日程度
人気の年代幅広く人気
ドライフラワー適している
用途お礼、自宅用

ヒマワリ

  • 夏を代表する植物のキク科ヒマワリ属に分類
  • 草丈は30cm〜3mを超えるものまである
  • 花は黄色系の舌状花と、黒や茶色などの管状花

ヒマワリは大きな花のように見えますが、外側の花びらの部分の舌状花と中央部分の管状花を合わせてできています。花の咲き方は、外側の舌状花が咲き開き、その後管状花が段階的に中央部分へ咲いていくようなしくみです。

ヒマワリ詳細情報

名前ヒマワリ
黄色、オレンジ、赤
価格帯1本300円〜
開花時期7〜9月
育て方茎は細かい毛で覆われているため、長時間水につけておくと汚れやすくなります。
日持ち3〜5日程度
人気の年代20代男性女性 、30代男性女性、40代男性女性
ドライフラワーあまり適さない
用途お祝い、歓送迎会、記念日、自宅用

レースフラワー

  • 春まきも秋まきもできる1年草でセリ科に分類
  • 和名ではドクゼリモドキ(毒芹擬)
  • 傘状に集まるレースのように繊細な小花

レースフラワーは直径約3mmの小花が集合して花序となります。このレースのようなひらひらとした繊細な見た目が、他の花との相性も良く、アレンジメントの花材としても人気です。

レースフラワーの詳細情報

名前レースフラワー
白、ピンク、青
価格帯1本200円〜
開花時期5〜6月
育て方茎はしっかりしていて花持ちが良いです。高温多湿な環境には弱いため、夏に飾る際は置き場に注意しましょう。
日持ち1週間程度
人気の年代幅広く人気
ドライフラワー適している
用途お祝い、お礼、自宅用

コスモス 

  • 秋を代表するキク科コスモス属分類
  • メキシコ原産で日本では一重咲きが多い
  • 葉は小さく糸のように細かいものが枝分かれしている

コスモス は比較的初心者でも育てやすく、秋のガーデニングによく見られます。「チョコレートコスモス」はシックな見た目とチョコレートを感じさせる香りが人気の切り花です。

コスモスの詳細情報

名前コスモス
赤、ピンク、オレンジ、黄、白、茶
価格帯1本200円〜
開花時期9〜10月
育て方水に入る余分な葉は取り除きます。堅いつぼみは咲きにくいので避けましょう。
日持ち1週間程度
人気の年代20〜30代男性
ドライフラワーあまり適さない
用途自宅用

ダリア 

  • 数万種類のバリエーションがありキク科ダリア属に分類
  • 幾度にも重なりあう花びらは存在感がある
  • メキシコの国花としても有名

ダリアの咲き方は、平らな花びらが咲く「デコラティブ咲き」、細長い先の尖った花びら咲く「カクタス咲き」など合計10種類程度の品種に大別されます。1輪の華やかで存在感が強いため、一輪挿しの他、ウェディングなどのブーケやプレゼントにもよく使われています。

ダリアの詳細情報

名前ダリア
赤、ピンク、オレンジ、黄、白、紫
価格帯1本500円〜
開花時期6〜11月
育て方花びらの一部が痛んだ場合には、その部分の花びらを根本からカットすることで長く楽しめます。
日持ち5日程度
人気の年代幅広く人気
ドライフラワー適していない
用途お祝い、プレゼント、結婚式、自宅用

ツバキ

  • 冬を代表する植物でツバキ科ツバキ属に分類
  • 葉の光沢と花びらのしっかりとした厚みが美しい花
  • 日本が原産地で全国に見られる

ツバキはカップ状に花が咲き、散るときは花びらで散らず、花ごとポトリと落ちます。このことから、お見舞いには避けた方が良い花としても知られています。

ツバキの詳細情報

名前ツバキ
赤、ピンク、白
価格帯1本600円〜
開花時期10〜4月
育て方玄関などの比較的涼しいところに飾ると日持ちする花です。
日持ち5日〜1週間程度
人気の年代20代〜30代女性
ドライフラワー適していない
用途自宅用

一輪挿しにおすすめな花の比較一覧表

名前バラガーベラチューリップカラーミモザヒマワリレースフラワーコスモスダリアツバキ
商品画像
赤、白、ピンク、黄色、緑、青、紫赤、白、ピンク、黄色、オレンジ、緑、青、紫  赤、白、黄、ピンク、オレンジ白、赤、黄色、紫、ピンク黄色、オレンジ黄色、オレンジ、赤白、ピンク、青赤、ピンク、オレンジ、黄、白、茶赤、ピンク、オレンジ、黄、白、紫赤、ピンク、白
価格帯1本500円〜1本200円1本300円〜1本300円〜1本300円〜1本300円〜1本200円〜1本200円〜1本500円〜1本600円〜
開花時期5〜6月4〜10月3〜5月5〜7月3〜4月7〜9月5〜6月9〜10月6〜11月10〜4月
育て方とげの下処理をしっかり行うことで水分がお花に行き届くようになります。初心者の方が長持ちさせるには、茎の長さを少し短めにカットし、花まで水が届きやすくすると良いです。花の水の吸い上げは良いため、花瓶の水を少なめに入れておき、こまめに水を足してあげましょう。水揚げは良く、茎が柔らかいので曲線を描くようなアレンジ方法もできます。乾燥に弱い花なため、水揚げしやすいように茎の先の部分を十字に切り込みを入れると、水の染み込みが良くなります。茎は細かい毛で覆われているため、長時間水につけておくと汚れやすくなります。茎はしっかりしていて花持ちが良いです。高温多湿な環境には弱いため、夏に飾る際は置き場に注意しましょう。水に入る余分な葉は取り除きます。堅いつぼみは咲きにくいので避けましょう。花びらの一部が痛んだ場合には、その部分の花びらを根本からカットすることで長く楽しめます。玄関などの比較的涼しいところに飾ると日持ちする花です。
日持ち1週間程度1週間程度1週間程度1週間〜10日程度3〜5日程度3〜5日程度1週間程度1週間程度5日程度5日〜1週間程度
人気の年代20代〜30代女性40代女性30代女性、40代女性、40代男性幅広く人気幅広く人気20代男性女性 、30代男性女性、40代男性女性幅広く人気20〜30代男性幅広く人気20代〜30代女性
ドライフラワー適している適さない適さないあまり適さない適しているあまり適さない適しているあまり適さない適していない適していない
用途誕生日プレゼント、お祝い、結婚記念日、プロポーズ、プレゼント誕生日プレゼント、お祝い、結婚記念日、プロポーズ、プレゼント記念日、発表会、歓送迎会、お礼、ご自宅用お祝い、記念日、結婚式お礼、自宅用お祝い、歓送迎会、記念日、自宅用お祝い、お礼、自宅用自宅用お祝い、プレゼント、結婚式、自宅用自宅用

まとめ

今回は一輪挿しについて紹介しました。

たった一輪、されど一輪です。花を飾るのと飾らないのでは部屋の印象や雰囲気は大きく変わります。

必要な花の量が少なく、気軽に楽しめ、費用の面でもおすすめな一輪挿しは初心者の方でも継続的に花を飾るのに適した方法ではないでしょうか。

また、ここで紹介した一輪挿しにおすすめな花以外でも季節の花などを取り入れ、四季の移り変わりを花で感じるのも素敵ですね。

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