お家の中でお花を観賞するのも良いですが、暖かくなってきた春先はお花の名所を調べて訪れてみるのはいかがでしょうか。
今回は春のお花見におすすめな梅と桜の名所について紹介します。
梅について
梅はバラ科サクラ属に分類され、同じサクラ属の桜と比べ、香りが良いのが特徴です。
現在では花見というと桜を思い浮かべる方も多いと思いますが、江戸時代では花・香り・実が美しい梅のほうが人気だったようです。
開花時期は2月〜3月が最も多く、早春の季節の訪れを感じさせる庭木ですね。
おすすめの梅スポット
北野天満宮(京都府)
学問の神様として有名な菅原道真公ゆかりの梅が、50種類約1500本植えられています。
合格祈願が増える1月下旬から見ごろを迎える「寒紅梅」は、梅の中でも早咲きな品種。
白とピンクの梅が一つの枝に色づく梅の品種「思いのまま」など珍しい品種もあるため、目当てに来る方も多いスポットです。
偕楽園(茨城県)
園内には100種類約3000本の梅の木が植えられ、「早咲き」「中咲き」「遅咲き」と長い期間梅の花を楽しむことができます。
日本全国の梅酒の飲み比べや、夜間にはチームラボとコラボした幻想的なライトアップなどイベントも多数開催されていますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
桜について
桜は梅と同様にバラ科サクラ属に分類されます。
もともと桜の種類は少なく「ヤマザクラ」「オオシマザクラ」「エドヒガン」など数種でしたが、そこから品種改良により多くの品種が生まれました。
日本で最も知名度が高く身近な桜である「ソメイヨシノ」もオオシマザクラとエドヒガンが交雑して生まれた桜です。
「カワズザクラ」は濃いピンク色をしている早咲きの桜として知られています。
2月後半から3月にかけて見頃を迎えますので、少し早めのお花見もできますね。
桜の開花時期は3月〜5月が最も多いです。
おすすめの桜スポット
弘前公園(青森県)
園内にはソメイヨシノを中心に、シダレザクラやヤエザクラなど約50種類、2600本の桜が植えられています。
ソメイヨシノの寿命は通常60年程度といわれるなかで、樹齢100年を超える古木が約300本以上あり、その管理技術は多くの専門家から高く評価されています。
上野恩賜公園(東京都)
ソメイヨシノ、カンザン、カンザクラなど約50種類、800本の桜を見ることができます。
公園の中心にある桜並木「さくら通り」では、ソメイヨシノをメインに咲き誇り大迫力な景色を楽しむことができます。
桜の時期になるとメディアが取り上げることの多い桜のスポットです。
まとめ
今回は日本三名園の一つの偕楽園を紹介しましたが、後楽園、兼六園も梅の名所としてとても有名です。
1年の中で春は花が最も咲き誇る季節です。
冬の間は寒くて家にこもりがちだったあなたもぜひ、外に出かけて花を楽しんでみましょう。